そういえば、米産牛肉輸入再開だよね。
先日迷惑をかけた店(
吉田君の話)に改めてお詫びに行く。軽くロングカクテルを2杯頂き、最終のバスで帰る。
そういえば何も食べていないなと、自宅のすぐ近くの
吉野家へ。
キンニクマンが「牛丼牛丼」と連呼していた子供の頃、熊本の田舎に、ましてや熊本県中見回しても吉野家なんて無かった。理由はこれだけではないが、私がこのファーストフードの雄に初めて足を踏み入れたのは近年の事。
全国にあるこのお店、土地土地の訛りはあるのかもしれないが、言葉使いに至るまでマニュアル化されており、個々の向き不向きはあるあだろうが特別のスキルを必要としない。
だが、今晩の自宅近くのそんな吉野家に異変が・・・。
そういえば食べた事ないな、とカレーを初めてオーダー。まだこの時点では気がつかなかった。
時間は22時30分頃であろうか、どんどんお客さんが入ってくる。
「いらっしゃいませ!」 いつもの声質と違う。らしからぬ気負いのある挨拶。初めてここで気付く。
新人さんである。かなり緊張しているようだ。そんな彼の言動に釘付けとなってしまった。ご挨拶→お茶出して→オーダーを伺い→その読み上げ・・・、ここでつまづく。オーダーがすんなり通らないのである。
私がカレーを待つ間の検証。まず一つの鍵が最近登場した「牛焼肉丼(定食)」辛口なる商品。既存の甘口がある為に、「辛口」という単語を入れる場所が重要らしい。そしてもう一つが、この店のサービスの定番でもある、並盛・大盛の存在。これも単語を入れる場所にお約束があるらしい。メニュー自体が数多く存在するわけではないのだが、丼物・定食と似通ったカテゴリーの料理ばかりだし、並と大、つゆだくなどと縦のベクトルへ商品がカスタマイズされていく。
たしかにすべて会得するまでには時間がかかる。受注ミスを無くす為、独特のスタイルを構築したのであろう。
私がカレーを食べている間、先輩達に訂正され言い直し、また訂正されては言い直し。
そんな彼に勘定の際、「頑張って」と一言かけてみた。
来たときと変わらぬ大きな声の挨拶が返ってきた。