鹿児島の旅その?

まつを

2006年06月26日 12:13

先週の土曜日、思い立ったかの様に鹿児島に行ってきた。うちの細君曰く「どこでも良いから・・・」との事だったが、結果的に新幹線に乗りたかったらしくほぼ確信的。そんな彼女と九州新幹線「つばめ」。

私は2回目の乗車。たしかに速い。以前は特急で3時間位要していたかも知れない。現在は1時間強で旧西鹿児島駅へ滑り込む。だが道中はトンネルだらけ。料金は高い様な気がする。人間はこの利便性と引き換えに多くの物を失ってしまったのかも知れない。だが2010年九州新幹線前面開通。もう後戻りは出来ないのである。 そんな象に匕首的な話はよして、定刻通り鹿児島中央駅へ到着。市電に乗り換え、予約を入れた「いわさきホテル ザビエル450」へチェックイン。7時を回っている。早速夜の街へ繰り出す。 千日町辺りをブラブラ。「首折れサバ」というフレーズが気になった。「天喰」なる店に行く。早速サバをオーダー。何だか落ち着く古さの創作居酒屋。さすがに芋焼酎が沢山ある。首折れサバ到着。釣り物のサバをいけすに放し、出荷時に首を背側に折って一気に〆ると言う代物らしい。なるほど、今まで食べた事の無いほどの鮮度。さすがは青物。味のほとんどは鮮度で決まるのかも知れない。ほかにもちょこちょこっと頂いたが、芋焼酎がちょっと高い事(全体的に)、ロックでオーダーしたのだが量が少ない事が気になった。出来るだけ観光客目当ての様な店は避けたかったのだが・・・、ここもそうだったのかも知れない。 その後、ホテルを挟んで反対側になる「BAR魔の巣」へ・・・。


オーナーの山崎氏。たしか私と同じ歳。だが現在では、鹿児島でも繁盛しているBARのオーナーである。もちろん以前、私の勤め先でお世話になっていたお客様である。カクテルが上手なのは知っていた。私ウイスキー、細君パッションフルーツのカクテル。ちょっと頂いたが、カクテルはなかなかの出来である。土曜日だったせいか、ほぼ満員状態で回転しているのだが手際よく対応されている。ちょっと蛇足だが、日本と海外のバーテンダーの違いといえば・・・。日本のそれは「職人」である事の様に思える。 河岸を変えて、一年ほど前にOPENした「カクテル処 ゆらぎ」へ。 


妙に日本的なこの名前に親近感が持てる。実はオーナーさんはいらっしゃらなかったのだが、私が辞める際に従業員の方々がご挨拶に見えられたのである。そのお礼の意味もあり、今回の訪問となった。これまた素敵なお店。一枚板のカウンターと、綺麗にライティングされたカクテルグラスが良い雰囲気を醸し出している。カクテルもなかなかのもの。後日談によると、その時となりに座っている細君は、同店の看板(画像)が気になってしょうがなかったらしい。カクテルグラスを湯船にしている男性。手足が痩せ細り、腹水のたまったお腹だけが異常に出ている。末期の肝硬変患者そのものだそうだ。 その後、魔の巣・ゆらぎのオーナーが修行していた名店、ハイブリッジへ。くしくもNBA全国大会観戦の為、オーナーの高橋さんは秋田に出張中との事。1杯づつ飲んで閉めラーメンへ。龍亭か小金太か、バーテンダーのお勧めが異なり迷ったが、代行のおばさん達お墨付きの小金太へ。 何故に通常ラーメンのS・SSサイズがあるのかな?と思っていたら、麺の量が通常の1.5倍程ある。なんとか完食してホテルへ戻る。25日分は明日にでもUPする。