福田美蘭展と茂木さんのこと。

まつを

2010年12月16日 00:00

先日ブログで書いた福田美蘭展最終日に行ってきました。

既存の・大きい・強い物事に抗うという姿勢は、その行為自体が法の元にどうであれ、痛快という言葉で称えられる事が多いようです。福田美蘭という人も同じく、美術が持つ既成概念という見当もつかないものと戦っているようです。それが彼女の作品にアイロニーとして存在するのでしょう。そこに共感出来る人は痛く、そして快い思いを得ることが出来るのです。

絵の脇にある「絵の説明」、この中に彼女の芸術のすべてがあるのではないか、と私は思いました。その説明がなければ、そこにある絵はなんだかコミカルな、そして不自然で、居心地の悪いだけの物の様に感じてしまいます。少なくとも私はそう感じました。彼女の信念がエネルギーを生み出し、それが作品となって一種の清々しさのようなものを私にもたらしてくれたのでした。

あまり話を難しくしすぎて、自分でも解らない方向に進みそうですのでこれぐらいで。


茂木さんの公演、何を話しにこられたのか解りませんでしたが(ホントに何しに来たんだろう、最終日の客寄せか?)笑いの絶えないお話上手。多分聴いた方々は何らか満足されたようでした、公演自体はタダだったしね。

しかし茂木さんって人はホントに落ち着きの無い人なんだなぁ。癖なのかなぁ?話しをしながら右の踵が宙を舞っていた。

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