ちょっと用事が増えるだけで忙しくなってしまって、ブログとかがシワ寄せをくって滞ってしまいます。
先週末、内之浦で行った坐禅断食会諸々の準備と本番でばたばたしてました、あー、まだ動画も編集しなきゃ。
こんな繁忙期に入りつつ私、買い物でストレス解消してます。
で、切手買いましたよ、最近、お手紙を出す事が多く、折角だったら記念切手、折角なら素敵なデザインのものを、なんて思っておりましたら切手は郵便局だけで売っているのではないのですね、「
記念切手バラ100枚販売額面の85%にて」なんて素敵な文言を掲げて商売されているところがあり、乗っかりましたよ。
記念切手
沢山の種類
少量ずつ
15%引きで
なーんて願ってもない商品、10円・15円・20円・50円額面をそれぞれ100枚購入。送料・振込み手数料合わせても500円位は得したみたいです。
週間少年漫画誌をご覧になっていた方だったらご存知かしら、裏表紙の広告はだいたいモデルガン、もしくはダンベルなどパンプアップ機材の通販、そして私が愛していた「
岩下レーシング」の広告でしたよね。
小学生の私は、地元の田舎では絶対手に入らない、主にステッカー類を購入してました。小遣いを切手に換えてセッセと送ってたんですなぁ。何のことやら良く解らない「ヨシムラ」や「モリワキ」のそれを買い、ランドセルや自転車に張っておりましたよ。あー、フレディー・スペンサーのポスターが欲しかったなぁ。
で、密かな楽しみがありまして、商品が品切れしてたら記念切手が返送されてくるワケです。色気のない事務的な60円・40円切手が化けるのです、大げさに
スタンプロンダリングとでも申しましょうか?あとで出てきますが、黒田清輝のデカイ切手が送られてきた時にはビビリましたよ、額面15円なのにこの豪華絢爛さは何事か!と。何が悲しくて
吊るし鐘の切手買わなきゃいかんのじゃ!とも思いました、本気で。
そしてこの通販生活も末期になると、わざと品切れ商品をオーダーするという離れ技まで使い出し、コツコツと集めておりました。(といっても、お気に入りだけ後生大事に持っておいて、気に入らんものはステッカー購入用に宛てていましたが・・・)
私の変な切手収集歴はこんな有様でした。で、今回400枚もの切手が届き、テンションが上がりっぱなしです。こんなに湿気の多い時期に汗を流して切手を確認するなんて、愛好家の方に怒られるでしょうね。
簡単に本日到着した切手の一部をご紹介致します。
切手趣味週間
小林古径「髪」 (1969年)左上
岡田三郎助「婦人像」 (1970年)右上
黒田清輝「湖畔」 (1967年)下
先ほどお話しした、鹿児島が誇る洋画家、黒田清輝氏の「湖畔」です。モデルの女性は後の奥様だそうです。三枚とも大きくて豪華な切手ですね、絵葉書で使ったら宛名を書く場所がなくなりそうです。
岸田劉生「住吉詣」 (1973年)
例小僧、もとい麗子像で有名な岸田氏の作品。源氏物語の一幕を題材にしたものでしょうか?私の生まれ年の切手です。
伊東深水「指」 (1974年)
ストレートですね。
国宝シリーズ(第1次)(1967~69年)
第1集 飛鳥時代:「広隆寺弥勒菩薩」左上
第2集 奈良時代:「東大寺月光菩薩」右上
同「興福寺阿修羅」下
人気の国宝シリーズ、汚い字で書いた手紙でもごまかせそうです。
「明治100年記念青年の船」(1968年)左上
「明治100年記念・100年祭マークと昌平丸」(1968年)右上
小堀鞆音「明治100年記念・東京御著輦」(1968年)
嫁さんの生まれた年のもの、ただそれだけです。
近代美術シリーズ
第3集 安井曾太郎「金蓉」(1979年)
第3集 菱田春草「黒き猫図」(1979年)
国際観光年 横山大観「霊峰飛鶴」(1967年)
ふみの日「手紙と少女」 (1979年)
いいですね、昔の「ふみの日」切手はデザインが素晴らしい。
「郵便番号宣伝(1次)」(1968年)
これも面白いデザイン、懐かしいマスコット「ナンバー君」がデザインされています。
〠
国定公園シリーズ(1968~69年)
色目がシンプルなのが逆に新鮮、霧島屋久国立公園、西海国立公園が目立ってます。
渡辺三郎「第15回ガット(GATT)東京総会記念」(1959年)
切手デザイナー、渡辺三郎氏の秀作。ふちなしで連続する地球のデザイン、もちろん手書きです。
皇太子(明仁)成婚記念(1959年)
昭和三十四年、皇尊弥栄!
絵画や建物、人物を元にしたものより、記念切手のデザインがより美しさを感じさせてくれます。この小さな紙片の中に、宇宙を描き出すような、箱庭、盆栽に通ずる美的感覚があるのではないでしょうか?
切手帳買わなきゃ、出来れば実物が見たいので、売ってあるトコをご存知の方、教えて下さい。
それと、愛好家・収集家ではなく、使用を前提として切手を貯めている方、お互い沢山ある切手を交換しませんか?