やっぱ映画化って難しいのねー。

まつを

2010年05月12日 11:38

今回の旅の本。

風が強く吹いている 三浦しをん著
以前から気になっていたこの作品、鹿児島を発つ日、紀伊国屋書店で滑り込み購入、勿論文庫本サイズ。文庫本もハードカバー版と同じく山口晃氏の装丁。旅の合間に・・・、なんてそんな暇があるのかいな?トランジット等、長期待ち時間の保険として、と考えていたのですが、いやはや読ませます、まさに駆け足なのです、一気に巻末まで。単純明快とは失礼かもしれませんが、こぎみ良いタッチでするすると書かれつつ、タイミング良くスピードを落とさせ、ジワッと目頭が熱くさせる坂のような盛り上がりなど、内容と同じく疾走感を伴って読むことができましたよ。どうしても先が読みたくて、睡眠時間を削りながらヤンゴンのホテルで読んでしまいました。

風が強く吹いている 脚本・監督:大森寿美男 出演:小出恵介、林遣都
んでー、日本に帰ってどうしても観たくなったのがこちら。原作読んだばかりで、舞い上がった凧みたいになっちゃってて、地に足が着いてなかったから痛い目にあったのかなあ。たしかに長い話だけどここまで端折んなくても・・・、いや上手に2時間でまとめたと言うべきか。小さな引き出しに入っていた物をを大きなものにまとめて入れてしまって、あれ、これ、どこに入ってたのかな?ここだったっけ?なんてむりやり直し入れた様な内容になってます。喩えが解りにくいですね。
以前、映画の日に観ようと与次郎に行って、少し遅れたので「沈まぬ太陽」観たんだよなぁ、思い出した。よく行くレンタルビデオ店の移転OPEN記念で、半額レンタルでした。

帰国から一週間以上経ってしまいました。いいかげん、旅の記録もまとめなきゃ。

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