2007年11月04日
10/7 屋久島の旅2日目
さて、サボり出すとキリが無いと申しますか、ようやくの更新です、屋久島2日目。およよ、ともすれば1ヶ月前のネタをUPしようとしているのですね。のんびりしすぎました。季節はもう秋。張り切って行ってみましょー。
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お話は前日の夕方から。レンタカーを返し近くのスポーツ店に足を運びます。嫁さんのトレッキングシューズとレインウェアをレンタルするのです。いゃー、思い返せばこれが重要だったのでした。
翌日、最寄の荒川登山口を目指し朝5時のバスに乗り込みます。あっと言う間に満員。連休ですから登山客も多いのです。
まだ薄暗い海岸線の道を折れ、一気に高度が上がって行きます。約1時間後「荒川分かれ」という三叉路到着。もともとバスは直通なのですが道路崩落の為バスを乗り換え。
そこからまた狭い道をく〜ねくね。一気に下ると荒川登山口に到着するのです。
「月に35日雨が降るからネ〜」なんて笑えねー冗談があるように霧雨が降る中、片道約11km、時間にして約4時間半の道のりのスタートです。
トロッコ道(安房森林鉄道線)を歩く、決して楽ではありません。路肩は少なく、枕木もしくはその間を踏みしめるしかないのでした。
いくつかこんな橋を越え、昭和40年代までは集落があった小杉谷へ到着。ここから大株歩道というガレ道までは線路の間に板が敷き詰めてあります。これだけでもすごく楽ちん。
どんどん山深くなり、変わった形の巨木を目の当たりにします。とはいえこの頃には湿度と熱気でレンズは曇りまくり、合わせていつまで続くか判らないトロッコ道にうんざりです。さらに帰りの時間も考えなきゃならない、まっ、初めてですからしょうがないですね。
※ある程度撮影した順に掲載しておりますが、レンズは曇るしフラッシュも焚けないので帰りの画像と見比べ写りの良い方をUPしております。どちらかと言いますと復路の方がゆとりをもって撮影しております。
おっと、仲睦まじく夫婦杉。(推定樹齢:夫2000年・妻1500年 樹高:夫22.9m・妻25.5m 胸高周囲:夫10.9m・妻5.8m)ご覧頂けますか?左右の杉が枝でくっついているのです。これはトロッコ道から大株歩道に入っただいぶ後。高度を上げるにしたがって天気が良くなっていたのです。
プルート?
枝葉の隙間から見事な大木が見えます。
夜の繁華街ですら人が歩いていなかった屋久島。縄文杉近くなるにしたがって、人口密度が加速度を増して高くなります。狭いガレ道・階段を離合しながら上り下り、声を掛け合いなんとも良い感じ。「もうすぐですよ」なんて下りの方に即されて歩を進めると・・・。
見上げれば縄文杉。ようやくゴール!じゃなかった中間地点、トホホ。とはいえ疲れも忘れさせるその姿なのです。
縄文杉(推定樹齢:2190〜7200年 樹高:25.3m 胸高周囲:16.4m)
早めの昼食を摂り帰路に就きます。光こそあまり差し込みませんが、雨は上がり蒸し暑い合羽から開放されるのでした。Tシャツはとっくに汗でずぶぬれなのでした。
これまた見事な大王杉。(推定樹齢:3000年 樹高:24.7m 胸高周囲:11.1m)この奥にある縄文杉が発見されるまでは最大の物と考えれれていたそうです。
無事カメラに収まっておりましたウィルソン株。(推定樹齢:2000年 樹高:― 胸高周囲:13.8m)切り株なんですがその大きさといえば、圧感です。
逆光で見にくいのですが翁杉。(推定樹齢:2000年 樹高:23.7m 胸高周囲:12.6m)失礼ですが大きな物を色々みるとただ大きな杉って駄洒落にされてしまうのです。
ようやく山道とはおさらば、トロッコ道まで降りてきました。距離でいえばこれからが長い。帰りのバスにも間に合いそうですのでボチボチ帰ります。
どれ位前に切られたのでしょう、線路の脇にはこんな倒木。
最初にご案内するはずだった三代杉。(推定樹齢:350年【三代目】 樹高:38.4m 胸高周囲:4.4m)一代目が倒木、二代目が伐採、そして現在三代目。輪廻とでも申しましょうか・・・。
このあと小杉谷へなんとか到着。あと少しだ頑張ろうってとこでスコールのような土砂降りになります。線路は水びたし、足の踏み場もわからず、滑るは躓くはで散々でした。しかし全く浸水は無し、重いなぁってボヤキながら履いてきたDannerの威力をまざまざと感じた次第でした。この雨、往路じゃなくて良かったなぁ。
疲れた体に三岳が染みる屋久島の旅でした。
素人の屋久島ワンポイントアドバイスその?・?。
「備えあれば〜」事前の装備・食料は十分に考えておいて下さい。特に足元の装備はきちんとしたものもお勧めします。雨具・手袋は必須アイテムです。今回は使用しませんでしたが、ヘッドランプも必要かもしれません。
時期によっては、雨合羽と別に傘を持っていくと重宝するでしょう。そんなに降ってないのに、合羽を着ていたから(汗で)ずぶ濡れって事にはならないと思います。ですがこれは危険が伴いますので、あくまで自己責任の元で判断してくださいネ。
こんにちは
壮大な冒険記録に圧倒されて思わず書き込みです。
すごいですねー!本当の探検じゃないですか!
負けじと挑戦したくなりました。

コンバンワ
そんなにたいした事ではありませんョ。夫婦そろって山登りは中学の九重以来でしたので。
慣れてる人(すごいおばちゃんでした)は傘とハンディカムをそれぞれ手に持ち、普通のスニーカーで登ってたのです。これは圧感でした。
ぜひ屋久島、トライしてみて下さい。