2010年05月12日
やっぱ映画化って難しいのねー。
今回の旅の本。
風が強く吹いている 三浦しをん著
以前から気になっていたこの作品、鹿児島を発つ日、紀伊国屋書店で滑り込み購入、勿論文庫本サイズ。文庫本もハードカバー版と同じく山口晃氏の装丁。旅の合間に・・・、なんてそんな暇があるのかいな?トランジット等、長期待ち時間の保険として、と考えていたのですが、いやはや読ませます、まさに駆け足なのです、一気に巻末まで。単純明快とは失礼かもしれませんが、こぎみ良いタッチでするすると書かれつつ、タイミング良くスピードを落とさせ、ジワッと目頭が熱くさせる坂のような盛り上がりなど、内容と同じく疾走感を伴って読むことができましたよ。どうしても先が読みたくて、睡眠時間を削りながらヤンゴンのホテルで読んでしまいました。
風が強く吹いている 脚本・監督:大森寿美男 出演:小出恵介、林遣都
んでー、日本に帰ってどうしても観たくなったのがこちら。原作読んだばかりで、舞い上がった凧みたいになっちゃってて、地に足が着いてなかったから痛い目にあったのかなあ。たしかに長い話だけどここまで端折んなくても・・・、いや上手に2時間でまとめたと言うべきか。小さな引き出しに入っていた物をを大きなものにまとめて入れてしまって、あれ、これ、どこに入ってたのかな?ここだったっけ?なんてむりやり直し入れた様な内容になってます。喩えが解りにくいですね。
以前、映画の日に観ようと与次郎に行って、少し遅れたので「沈まぬ太陽」観たんだよなぁ、思い出した。よく行くレンタルビデオ店の移転OPEN記念で、半額レンタルでした。
帰国から一週間以上経ってしまいました。いいかげん、旅の記録もまとめなきゃ。
風が強く吹いている 三浦しをん著

風が強く吹いている 脚本・監督:大森寿美男 出演:小出恵介、林遣都

以前、映画の日に観ようと与次郎に行って、少し遅れたので「沈まぬ太陽」観たんだよなぁ、思い出した。よく行くレンタルビデオ店の移転OPEN記念で、半額レンタルでした。
帰国から一週間以上経ってしまいました。いいかげん、旅の記録もまとめなきゃ。
Posted by まつを at 11:38│Comments(6)
│漫画・本
この記事へのコメント
この本、私も読みました。
剣道部出身の彼のくだりがなんとも好きです。
で、映画は見てません。たぶん・・・想像と違いそうで。
原作ものだと「夜のピクニック」が気になってます。多部ちゃん好きなんです。
「沈まぬ太陽」どうでした?本は読んでるんですが
あの中東やアフリカの生活感とか事故後の遺族たちとのやり取りが
どうなんだろうと。
剣道部出身の彼のくだりがなんとも好きです。
で、映画は見てません。たぶん・・・想像と違いそうで。
原作ものだと「夜のピクニック」が気になってます。多部ちゃん好きなんです。
「沈まぬ太陽」どうでした?本は読んでるんですが
あの中東やアフリカの生活感とか事故後の遺族たちとのやり取りが
どうなんだろうと。
Posted by ishz at 2010年05月13日 16:22
おー、コメントありがとうございます。
一昨夜、小説と映画化の話を幾人かの方々としたのですが、やっぱどーしても多少の違和感っちゅーか、虫の居所の悪さっちゅうのが発生してしまうわけで、しょうがないみたいな結論に落ち着きました。ここは淀川さんのような映画愛にあふれた視線を持って、すべてを認めてあげて愛しちゃう!的な慈悲の心が必要なんだと思います。議論してはいけない事なのかも知れませんネ。
「夜のピクニック」は観てません、多部未華子さんは吸い込まれそうな目が特徴的ですね。
「沈まぬ太陽」は原作を読んでませんので何とも言えませんが、映画化は不可能とのコピーが付いて来た作品ですよね、僕は勝手に、JALの事がだったので映画化は不可能、って思ってたんですが・・・。長い映画でしたが、ぐいぐいと引き込まれて時間はあっという間、面白かったです、原作の勝利?かな。
一昨夜、小説と映画化の話を幾人かの方々としたのですが、やっぱどーしても多少の違和感っちゅーか、虫の居所の悪さっちゅうのが発生してしまうわけで、しょうがないみたいな結論に落ち着きました。ここは淀川さんのような映画愛にあふれた視線を持って、すべてを認めてあげて愛しちゃう!的な慈悲の心が必要なんだと思います。議論してはいけない事なのかも知れませんネ。
「夜のピクニック」は観てません、多部未華子さんは吸い込まれそうな目が特徴的ですね。
「沈まぬ太陽」は原作を読んでませんので何とも言えませんが、映画化は不可能とのコピーが付いて来た作品ですよね、僕は勝手に、JALの事がだったので映画化は不可能、って思ってたんですが・・・。長い映画でしたが、ぐいぐいと引き込まれて時間はあっという間、面白かったです、原作の勝利?かな。
Posted by まつを at 2010年05月14日 02:45
原作と映画と言えば、「ノルウェイの森」が映画化されますね。「シクロ」の監督だったっけ。・・・正直これは悩みますね。
Posted by shin at 2010年05月14日 08:30
ぬおー、厳しいとこついてきたねー。
まぁ、まずは観てみましょう!村上さんが映画化OKって事なんで、私はあーだ・こーだ言えませんわ。村上さんの言葉ってすごく影響力がありますよね、もちろんその事をご本人は解っていらっしゃるので、慎重に言葉をお選びになる。その事が彼の考えや作品すべてを、一元論で語る方向に持っていっている気がします。もちろんこれは「私たちが絶対的にフォローし続ける、彼の作り出す世界観」だと"僕は"思うのですが。という事で、誰が撮ろうとも、誰が出演しようとも、そもそも最初から私が「受け入れてしまっている」映画であるって事だと思いました。
まぁ、まずは観てみましょう!村上さんが映画化OKって事なんで、私はあーだ・こーだ言えませんわ。村上さんの言葉ってすごく影響力がありますよね、もちろんその事をご本人は解っていらっしゃるので、慎重に言葉をお選びになる。その事が彼の考えや作品すべてを、一元論で語る方向に持っていっている気がします。もちろんこれは「私たちが絶対的にフォローし続ける、彼の作り出す世界観」だと"僕は"思うのですが。という事で、誰が撮ろうとも、誰が出演しようとも、そもそも最初から私が「受け入れてしまっている」映画であるって事だと思いました。
Posted by まつを at 2010年05月14日 13:36
あっこの映画、スクリーンで見ようかなと思ってました。楽しみ
またちがう味わいというか、あるんじゃないかなと。
もうキャスト出てるんで・・・松ケンと・・・名前が出てこないや。バベルに出てた女優さんですね。
あの監督が松ケンを撮るんだという邪まな考えだけで、行きますです。ハイ
またちがう味わいというか、あるんじゃないかなと。
もうキャスト出てるんで・・・松ケンと・・・名前が出てこないや。バベルに出てた女優さんですね。
あの監督が松ケンを撮るんだという邪まな考えだけで、行きますです。ハイ
Posted by ishz at 2010年05月14日 14:29
松ケン、カムイ外伝に出てた俳優さんですね、あまり良く知らないので勉強しとかなきゃ。12月11日公開、製作のアナウンスはかなり前にあったので、頑張って作りこんでいらっしゃるのでしょう。
原作ももう一度読み返そう、うちにあったかな?
原作ももう一度読み返そう、うちにあったかな?
Posted by まつを at 2010年05月14日 19:02