2011年09月08日
中国地方の旅2011 後編
先日の続き。
23日 朝から宮島観光。初宮島、つうか初広島観光なんですけど。生憎の天気、世界遺産は「平日」や「雨」なんてNGワードも寄せ付けない盛況ぶり。
わざと朝食抜いて早めの昼食。ヨメ、宮島名物「あなご丼」。さっぱりとして美味い、だけどあくまでサッパリ。
そして私、季節はずれの「カキ丼」。だが、味はハズレ無し!ぷっくりとしたカキがタイムトラベラー感を醸しだす。カキのお出汁をまとったキノコ!寄り添うようなワカメ!!そして香りと食感にアクセントを付けるニラ!!!
美味しくて満足だったんだけど、「暖かいお茶はありません」。
なぜかお料理と釣り合いの取れない返事。なぜだ!
さて、肝腎の厳島詣で。小雨が降り続く中、拝殿付近をうろうろ。何だか厳島の「四角」が気になる。
「この神社、大小の四角から成り立っているんだ!」
なんて大げさなヒラメキみたいな物に終始、執着してしまいました。ちなみにバリアフリーになっていた境内ですが、画像の五重塔にはベビーカーでは行けませんでした、残念。
大鳥居を左楽房の柱越しに眺める。
ちょっとした効果を狙ってみたんだけど、枠が出来たことで客観的に見える画像となった。そういえば、昔の写真プリントは必ず白い縁が付いてたなぁ。あちらの方が写真らしくて趣きがある気さえする。良くも悪くも写真が特別な・・・。そう、日常を特別な時間に置き換えることの出来る、非日常化する為のツールだったのかも知れない。
しかし、なぜ縁無しが主流になったのだろう。
厳島神社の本殿。多くの「四角」が混在。
表参道商店街での一コマ。
外国人観光客が多いので、こんな“アサクサミヤゲ”アイテムはもはや鉄板の粋を越えたものがある。
そう、これらの文言自体は土産物でのみ存在を許されているかのよう、もはやわが国を象徴する言葉ではないようだ。
そして私の興味は、その雰囲気の良い「物干し」に移行してしまっていた。
さて、午後からは広島市内にて。まずは平和記念公園付近の散策。まず原爆死没者慰霊碑に向かう。
昨年から「人々の諍い合いを止める手段は無いものか?」と、私なりに本を読んだり、人の話を聞いてみたりと、良く回らない頭なりで考えてきた。嫁さんに奨められた事もあり、フィールドワークとしてまず選んだのがこの地。
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませんから」
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
一字間違って憶えていた事に気付く。いや、私が読んだ本もが間違っていた。本が間違ってる、なんて後味が悪いので、現地で気付いて良かったと思う。だがなぜ、こんなに大切な文章に誤字が起こってしまうのだろうか。一つ言えること、それは当の間違いの箇所が漢文調で書かれていることであろう。現代風に読めば、自然と「ぬ」ではなく「ん」と読み聞かれ、そう表記してしまう。
話は戻るけども、諍いを止める「負の連鎖」と断ち切る考え方は何となく理解できた。しかし、この考えを皆に浸透させる事が難しい。僕でも解ることだ、それが出来てたらとっくに戦争なんて言葉は無くなっているだろうし、広島に原爆は落とされていないのだろう。
23日 曇り空はあまり時間の経過を感じさせない。
時計の針は4時に差し掛かる、急いで広島現代美術館を目指す。
オノ・ヨーコさんの個展を見に行く。コレクション展も含め、なかなか見ごたえありでした。
画像は《ウィッシュ・ツリー・フォー・ヒロシマ》2011という、オノさんの作品で雨宿りをするムスメ図。
天気変わらず。
広島で、夕方といえば、ナイター。マツダZOOMZOOMスタヂアムへと向かいます。
物心付いた頃、父親と同じ巨人ファン。野球が理解出来るようになった頃、反抗して広島ファン。自称ファン暦長い私ですが、広島でカープ戦を見た事がなかったのです。雨が強くならない事と、屋根付きの席に座れることを祈ってスタヂアムを目指します。
【23日・マツダスタジアム】◇対横浜15回戦◇観衆17,296
小雨の中、三塁側を望む。入ってねー。
ムスメと大泉さん
結果凡打でも、「(球)投げさせたぞー、ドンマイ」などなど暖かい声援が・・・。雨天で平日、少ない観客。それでも溢れんばかりのカープ愛。
三塁側、それ以上に少ない横浜ファン。こちら以上に愛を感じる。
ビールとムスメとミスター
代打、前田!
あえなく三振。
結果0-1、広島らしくしょっぱい試合でした。
だらだらと続いた「中国地方の旅2011」もこれで終わり。
この旅のみやげもんとなったのは、倉敷で購入したこの玉島福だるま。人気があるらしく、大きなサイズは軒並み売り切れ。写真は6号(1~10までサイズがある)。旅をしながらだるまを集めて行きたいなぁ、と今のところノリで考えています。
23日 朝から宮島観光。初宮島、つうか初広島観光なんですけど。生憎の天気、世界遺産は「平日」や「雨」なんてNGワードも寄せ付けない盛況ぶり。
わざと朝食抜いて早めの昼食。ヨメ、宮島名物「あなご丼」。さっぱりとして美味い、だけどあくまでサッパリ。
そして私、季節はずれの「カキ丼」。だが、味はハズレ無し!ぷっくりとしたカキがタイムトラベラー感を醸しだす。カキのお出汁をまとったキノコ!寄り添うようなワカメ!!そして香りと食感にアクセントを付けるニラ!!!
美味しくて満足だったんだけど、「暖かいお茶はありません」。
なぜかお料理と釣り合いの取れない返事。なぜだ!
さて、肝腎の厳島詣で。小雨が降り続く中、拝殿付近をうろうろ。何だか厳島の「四角」が気になる。
「この神社、大小の四角から成り立っているんだ!」
なんて大げさなヒラメキみたいな物に終始、執着してしまいました。ちなみにバリアフリーになっていた境内ですが、画像の五重塔にはベビーカーでは行けませんでした、残念。
大鳥居を左楽房の柱越しに眺める。
ちょっとした効果を狙ってみたんだけど、枠が出来たことで客観的に見える画像となった。そういえば、昔の写真プリントは必ず白い縁が付いてたなぁ。あちらの方が写真らしくて趣きがある気さえする。良くも悪くも写真が特別な・・・。そう、日常を特別な時間に置き換えることの出来る、非日常化する為のツールだったのかも知れない。
しかし、なぜ縁無しが主流になったのだろう。
厳島神社の本殿。多くの「四角」が混在。
表参道商店街での一コマ。
外国人観光客が多いので、こんな“アサクサミヤゲ”アイテムはもはや鉄板の粋を越えたものがある。
そう、これらの文言自体は土産物でのみ存在を許されているかのよう、もはやわが国を象徴する言葉ではないようだ。
そして私の興味は、その雰囲気の良い「物干し」に移行してしまっていた。
さて、午後からは広島市内にて。まずは平和記念公園付近の散策。まず原爆死没者慰霊碑に向かう。
昨年から「人々の諍い合いを止める手段は無いものか?」と、私なりに本を読んだり、人の話を聞いてみたりと、良く回らない頭なりで考えてきた。嫁さんに奨められた事もあり、フィールドワークとしてまず選んだのがこの地。
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませんから」
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
一字間違って憶えていた事に気付く。いや、私が読んだ本もが間違っていた。本が間違ってる、なんて後味が悪いので、現地で気付いて良かったと思う。だがなぜ、こんなに大切な文章に誤字が起こってしまうのだろうか。一つ言えること、それは当の間違いの箇所が漢文調で書かれていることであろう。現代風に読めば、自然と「ぬ」ではなく「ん」と読み聞かれ、そう表記してしまう。
話は戻るけども、諍いを止める「負の連鎖」と断ち切る考え方は何となく理解できた。しかし、この考えを皆に浸透させる事が難しい。僕でも解ることだ、それが出来てたらとっくに戦争なんて言葉は無くなっているだろうし、広島に原爆は落とされていないのだろう。
23日 曇り空はあまり時間の経過を感じさせない。
時計の針は4時に差し掛かる、急いで広島現代美術館を目指す。
オノ・ヨーコさんの個展を見に行く。コレクション展も含め、なかなか見ごたえありでした。
画像は《ウィッシュ・ツリー・フォー・ヒロシマ》2011という、オノさんの作品で雨宿りをするムスメ図。
天気変わらず。
広島で、夕方といえば、ナイター。マツダZOOMZOOMスタヂアムへと向かいます。
物心付いた頃、父親と同じ巨人ファン。野球が理解出来るようになった頃、反抗して広島ファン。自称ファン暦長い私ですが、広島でカープ戦を見た事がなかったのです。雨が強くならない事と、屋根付きの席に座れることを祈ってスタヂアムを目指します。
【23日・マツダスタジアム】◇対横浜15回戦◇観衆17,296
小雨の中、三塁側を望む。入ってねー。
ムスメと大泉さん
結果凡打でも、「(球)投げさせたぞー、ドンマイ」などなど暖かい声援が・・・。雨天で平日、少ない観客。それでも溢れんばかりのカープ愛。
三塁側、それ以上に少ない横浜ファン。こちら以上に愛を感じる。
ビールとムスメとミスター
代打、前田!
あえなく三振。
結果0-1、広島らしくしょっぱい試合でした。
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だらだらと続いた「中国地方の旅2011」もこれで終わり。
この旅のみやげもんとなったのは、倉敷で購入したこの玉島福だるま。人気があるらしく、大きなサイズは軒並み売り切れ。写真は6号(1~10までサイズがある)。旅をしながらだるまを集めて行きたいなぁ、と今のところノリで考えています。
Posted by まつを at 12:02│Comments(0)
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