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2011年01月29日

四国の旅#2

1月14日(金)
より大きな地図で 2011四国旅行 を表示してちょ!!!    
予想通りですねこの寒さ、松山の朝。それなりに早起きしてホテルの近くから観光します。まずは萬翠荘
四国の旅#2素敵な洋館で左右非対称、アシンメトリーな日本的な洋館との事です。その奥にある正岡子規と夏目漱石が共に過ごした愚陀佛庵の方が楽しみだったのですが、2010年7月12日の豪雨で発生した大規模土砂崩れにより全壊したそうです。
四国の旅#2その萬翠荘のお隣、今や松山といえば早くも年末の放送が待ち遠しい「坂の上の雲ミュージアム」に向います。この建物、かの有名な、自分がデザインした家はしんどいので…、と物言いがはっきりしている安藤忠雄さんの設計。こんな感じで三角形の建物、階段は無く緩やかなスロープを登っていく仕組み、ユニバーサルデザインですね。しかも「坂の上」と掛けた作りになっているとはさすがは巨匠ですね。
四国の旅#2四国の旅#2日も昇り、だんだん暖かくなったので松山城を目指します。その前に取って付けたような秋山兄弟生誕地(音が出ます)を塀越しに眺め、お城へ登るフォークリフト・ケーブルカー乗り場へ。お尻がちめたい。
四国の旅#2私たちには運の悪さも付いて来ているのか?松山城誕生記念日の前日に訪れてしまうとは…。なんて落ち込んでもしょうがない、空いてて良かったねとポジティブシンキングすることにして。しかし4日後の高松にて、とんでもない不幸が私たちを襲うんですけど、だいぶ後日にUPしますんで皆さんその頃にはたぶんお忘れでしょう。
四国の旅#2四国の旅#2寒い天守閣の入り口すぐに記念メダル販売機を見つけました。早速購入です。裏面のデザインはちゃちいですが表面は城物らしい堂々としたもの、版を作る職人さんもお城だと燃えて(萌えて)くるのでは、なんて勝手に想像してしまいます。

四国の旅#2四国の旅#2ちゃちゃっとお昼を済ませ、体も冷えたことだし道後温泉本館でひとっ風呂浴びることにします。一番リーズナブルな神の湯階下+貸しタオル(400円+50円)で。軟らかくて熱くなくて良いお湯でした。
風呂上りにちょっと散歩して石手寺に向います。ここは割愛でも良いでしょう、画像は重要文化財の三重塔、これとか山門は見事なのね。裏がヘンテコなものばかりなのでただの珍寺になってますね。

ここで一旦進路を南に、こっそり期待している伊丹十三記念館を目指します。

四国の旅#2四国の旅#2四国の旅#2四国の旅#2サムネイルのサイズが開くほどに小さくなるって逆でしょうけど、素敵なパンフレットです。全く職員さん以外人気の無い館内に入ると伊丹さんが←こんな感じ待っていてくれるのでした。私は映画監督の頃の伊丹さんしか知りませんでしたが、色んな事をされていたのですね。
四国の旅#2四国の旅#2四国の旅#2またそのマルチな才能ぶりにビックリです。嫁さんは伊丹さんといえば、「峠の群像」の吉良上野介役が強烈な印象として残っているとのことでした。いやー、素敵な人です。秋山文学に伊丹明朝、伊予の血は素晴らしい人材を世に送ってくれたのですねぇ、ううんうん。感極まってDVDや本、安産祈願で張り子の狛犬なんかいろいろと買っちゃいましたよ。
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四国の旅#2四国の旅#2四国の旅#2この街で気になったもの、それは「俳句ポスト」の存在。正岡子規という俳人を生んだ街、皆さん俳句熱が高いご様子。左から、道後温泉本館、石手寺、アーケード内で見かけた俳句ポストです、他にも色んなところで見かけました。散歩しながら市井の景色を眺め、ふと思いついてポストに投函、って寸法でしょうか?お年寄りだけでなく若者も、句詠みに耽りそぞろ歩けば頭も体にも良いって事です。
そういえば「お~い、お茶」のラベルに載っている俳句、たまにすごいのがあったりしますよね。ホントにお前、中学生かよ!みたいな。

四国の旅#2さて、まだこの日は終わりませんでお天道様が陰る頃、私たちは山越えルートを通り一路今治市へと向うのでした…、とはいえ小一時間で到着。駅近くのホテルにチェックイン、たまたま近く似合った、たまたま今治焼鳥四天王の一つ「鳥林(とりばやし)」さんに向かいます。とりあえず電話して、「(二名)空いてますよ」と軽く言われたのでこちらも軽い気持ちで伺うとビッチリ満員、辛うじてカウンターが2席空いてるヘビーローテーションで回ってる店でした。
元気が良く、カッコいい大将のオススメで人気のあるものをオーダー、皮、せんざんき、レンコン…。九州では耳慣れない「せんざんき」という焼鳥?WIKIにありました、おいしい。今治の焼鳥の特徴として、①鉄板で焼く②鉄の重たいコテを使い押し付けて焼く③味付けに甘辛いタレを後付け。これだと油も抜けてさっぱり食べれるし、尚且つ焼けるのが早い。しかも歯ごたえがプラスされると良いことだらけ。さらに、(高い備長炭の経費を考えながら)眉間に皴を寄せ焼き加減を確かめている炭火焼おやじの顔を見なくてすむのです。

初日なのでテンション高め、体力もまだまだ充分でトピック満載の松山~今治でした。次回はしまなみ街道を通り大三島、途中寄り道をして一気に高知県を目指します。


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Posted by まつを at 19:00│Comments(4)
この記事へのコメント
そういえば伊丹十三さんのマヨネーズのCM好きでした。四国にあったんだなぁ~行けばよかった~。松山まで1回電車に乗って遊びに行った事があります。有名なうどんや「ことり」の評判を聞いていってみると鍋焼きうどんのみのメニューで、なんだか受験生の夜食のような切ない思い出がございます。
Posted by JIN at 2011年01月30日 11:43
どうやらこの記念館が出来た時にはJINさんはもう長崎に帰ってらしたみたいですよ。改めて昔住んだ街を訪れるとまた違った角度で見れるかもしれませんよ、なんてNHKの番組みたいな事言ってますね。久しぶりに帯山⇒大江⇒湖東界隈に行ってみたいです。

あのアルマイトの鍋焼きうどん、ひそかに松山の名物のようですね。香川にいったらうどん三昧かと思い食べずにおりました。

名物といえばとうとうジャコ天食べるの忘れてた…。
Posted by まつを at 2011年01月30日 12:52
いいなぁ。伊丹十三記念館、行かれたんですね。行ってみたいところのひとつなんです。

伊丹さんのこのDVDhttp://itami-kinenkan.shop-pro.jp/?pid=5233897が欲しくて記念館に問い合わせて買ったことがあります。

「ヨーロッパ退屈日記」をはじめとする文章がなんど読んでもいいんですよねぇ。
Posted by shin at 2011年02月01日 22:45
いいですよ、記念館、「何が?」ってこじんまりとした感じが。

DVDまだ良く観てないんですが、テレビ番組も面白いもの撮ってたんだなぁと感心させられます。昭和50年代の空気がなんとなく解るので、斬新さが伝わってくるんですね。時代に新しい風を吹かす人って面白なぁ。
Posted by まつをまつを at 2011年02月02日 06:24
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